サラリーマン大家になったら開業届は出すべきなのかな？
本記事ではこんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- 開業届・青色申告ってなんだろう？
- 開業届・青色申告を出さないとどうなる？
- 青色申告を申請することのメリット・デメリット
- 元看護師 リタイア生活中
- 個人・法人にて4棟38室 所有中
- CF120万円/月 達成
この記事を書いている僕も、看護師としてフルタイムで働いていたサラリーマンでした。
不動産投資は初めて10年ほど経ち、現在は看護師を退職してリタイア生活を送っています。
看護師でもセミリタイアできる！看護師がセミリタイアする方法を具体的に説明した記事
→看護師がセミリタイア する方法！リタイア生活中の元看護師が徹底解説
最初に結論をお伝えすると、不動産投資を始める際には開業届は出した方が良いですよ。
では本文へどうぞ。
看護師は不動産屋から良いカモだと思われています！理解せずに不動産を始めてはダメ！
→【看護師必見】不動産投資で新築マンションは絶対に買うな！
サラリーマン大家の不動産投資：開業届とは？
物件を購入してサラリーマン大家さんになって喜んでいたら、開業届・青色申告申請なんて聞いたことのないことを言われて驚いていませんか？
そもそも開業届とはなんでしょうか？
開業届とは
新たに事業を開始したとき、事業用の事務所・事業所を新設、増設、移転、廃止したとき又は事業を廃止したときの手続です。
国税庁ホームページ：［手続名］個人事業の開業届出・廃業届出等手続
青色申告承認申請とは
青色申告の承認を受けようとする場合の手続です。
国税庁ホームページ：［手続名］所得税の青色申告承認申請手続
国税庁のホームページではこのように記載されています。
なんだかよくわからないんだけど。
もう少し詳しく見ていきますね。
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サラリーマン大家は開業届・青色申告申請を提出した方が良いの？
開業届は事業を開始した人が、提出することを義務付けられているいる書類です。
ただし出さなかったからといって罰則はありません。
僕は物件を購入してサラリーマン大家さんになったら、開業届・青色申告申請を出した方が良いと思っています。
理由は、開業届・青色申告申請を出すことでのメリットがたくさんあるからです。
実際に僕も、不動産投資を始めて開業届と青色申告申請を出しましたよ。
事業規模でなくても開業届は出すべき？
戸建てを1つとか少ない場合でも開業届は出した方が良いの？
規模に関わらず、開業届は出す必要があります。
その際には、事業規模でくても青色申告申請も検討しましょう。
事業規模とは？
建物の貸付けについては、次のいずれかの基準に当てはまれば、原則として事業として行われているものとして取り扱われます。
（1） 貸間、アパート等については、貸与することのできる独立した室数がおおむね10室以上であること。
国税庁：事業としての不動産貸付けとそれ以外の不動産貸付けとの区分
（2） 独立家屋の貸付けについては、おおむね5棟以上であること。
不動産投資が事業規模になった場合、青色申告申請を出していると青色申告特別控除を受けることが出来ます。
青色申告特別控除は、不動産所得から最高65万円を控除できる制度になります。
不動産規模が、事業規模でない場合は青色申告でも10万円の控除になります。
青色申告申請を出してもメリットを最大限活かすためにも、事業規模を目標にすると良いでしょう。
開業届を出すと副業がバレるって本当？
開業届を出すと、会社に副業がバレるって聞いたけど本当？
開業届を出したからといって、副業がバレることはないので安心してくださいね。
よく開業届を出すと、会社に副業がバレるという話を聞きますが開業届の提出先は税務署です。
税務署から職場に連絡がいくことはないので、基本的に開業届を出しても会社に副業がバレることはありません。
副業が会社にバレる理由、バレない方法を詳しく解説した記事はこちら
→看護師の副業がバレると！？バレる理由、対処法＆バレない方法を解説
サラリーマン大家の不動産投資：開業届・青色申告申請のメリット
開業届・青色申告のメリットを知りたいな。
詳しく見ていきますね。
開業届・青色申告申請のメリット
- 青色申告特別控除が利用できる
- 赤字をくりこせる
- 小規模企業共済に加入できる
- 家族に給与を出すことができる
詳しくみていきます。
メリット1：青色申告特別控除が利用できる
これが一番大きなメリットかもしれません。
所得から最大65万円を控除することができるので税金を圧縮できます。
白色申告の場合は、10万円の控除なので大きな差があるね。
メリット2：赤字をくりこせる
青色申告申請を提出すれば事業が赤字だった場合も3年にわたって赤字を繰り越すことができます。
赤字を繰り越した分を黒字の年にぶつけて利益を圧縮することができます。
不動産投資の収入は、「不動産収入」になります。
サラリーマンの給料は、「給与収入」です。
不動産投資でもしも赤字になった場合、給与収入と相殺することが可能になります。
白色申告ではできないので、うまく活用すると良いでしょう。
合算できる所得は、「給与所得」「不動産所得」「事業所得」「譲渡所得」の４つです。
メリット3：小規模企業共済に加入できる
開業届を出すと小規模企業共済に加入することができます。
会社員の場合は退職した際に退職金がありますが、個人事業主には退職金がありません。
小規模企業共済は、毎月1000円から70,000円の範囲で決めることが出来ます。
毎月コツコツと積み立てた金額が、退職金として受け取れます。
また掛け金は全て所得控除の対象になりますし、一括で受け取る場合も退職所得扱いになるので控除を受けることができます。
メリット4：家族に給与を出すことができる
家族に不動産事業を手伝ってもらっている方もいるかもしれませんが、その場合家族に給与を支払うことが可能です。
給与を支払う場合は、「青色事業専従者給与に関する届出書」を提出する必要があります。
白色申告の際は給与支払いの上限がありますが、青色申告になるとこの上限がなくなります。
サラリーマン大家の経費はどこまでOK？疑問に思ったことがある人が多いのでは？
→【3分でわかる】サラリーマン大家さんの経費はどこまでOK?
サラリーマン大家の不動産投資：開業届・青色申告申請のデメリット
メリットがたくさんある開業届・青色申告申請ですが注意してほしいデメリットもあります。
それは開業届を出し給料を出していると、サラリーマンを退職する際に失業保険をもらえない可能性があることです。
失業保険がもらえるかもらえないかについては、退職前に最寄りのハローワークに確認してください。
僕が退職前に最寄りのハローワークに確認した際には、明確な基準はないが失業状態かどうかが重要であると教えてもらいました。
事業の規模によりますが事業収入が少ない場合は、失業状態であるという判断から失業保険を受給できるようです。
失業手当とは給与収入がなくなった失業者に対しての手当です。
家賃収入は不動産収入になるので、失業保険は問題なく受給できると教えてもらいました。
法人を設立して代表になっていると失業手当は受給できません。
ポイント
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サラリーマン大家さんは退職時に失業保険をもらうことができるのか？
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まとめ：サラリーマン大家さんは開業届・青色申告は提出しよう
まとめます。
開業届・青色申告申請のメリット
- 青色申告特別控除が利用できる
- 赤字をくりこせる
- 小規模企業共済に加入できる
- 家族に給与を出すことができる
デメリット
- 失業保険が受けられない可能性がある
簡単にいうと開業届は、税務署に不動産投資を始めることを宣言する書類。
青色申告申請は記帳を細かくするから様々なメリットを受け取れるよってことだね。
サラリーマン大家さんになったら忘れずに開業届・青色申告申請を提出しましょうね。
以上です。
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